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XML と REST/Web サービス関連の話題が中心の weblog です

2005-05-22

REST 入門(補足2) POST と PUT

» REST 入門 目次

kwatch さんから以下のようなコメントをもらいました。

POSTとPUTの説明が逆では?たしかPUTが新規作成であり、POSTは送ったリソースの処理を指定したURIに任せるということだったと思いますが。

コメント欄では返答が書ききれなかったので、補足として新しいポストを追加します。

RFC2616 では PUT の動作が二つ規定されています。

指定した URI がすでに存在している場合
PUT はその URI のリソースを修正(更新)する
指定した URI が存在しない場合
PUT はその URI のリソースを新規作成する

PUT を規定している 9.6 節には POST と PUT の違いとして以下の記述があります。

The fundamental difference between the POST and PUT requests is reflected in the different meaning of the Request-URI. The URI in a POST request identifies the resource that will handle the enclosed entity. That resource might be a data-accepting process, a gateway to some other protocol, or a separate entity that accepts annotations. In contrast, the URI in a PUT request identifies the entity enclosed with the request -- the user agent knows what URI is intended and the server MUST NOT attempt to apply the request to some other resource. If the server desires that the request be applied to a different URI, it MUST send a 301 (Moved Permanently) response; the user agent MAY then make its own decision regarding whether or not to redirect the request.

つまり PUT でも POST でもリソースを新規作成することができるのですが、以下の違いがあるということです。

PUT でリソースを新規作成する場合
クライアントが指定した URI のリソースが新規作成される
POST でリソースを新規作成する場合
クライアントが指定する URI はリソースを新規作成するリソースの URI。新規作成されたリソースの URI はサーバが決定する

ここまでは HTTP 1.1 の規定の話です。 論点は、リソースの URI を PUT でクライアントが作るのか POST でサーバが作るのか、ということです。 REST では URI はクライアントにとって不透明(opaque)であるべき、という原則があります。 そのココロはクライアントとサーバの結びつきをなるべく減らす、というものです。 PUT でリソースを新規作成する場合、クライアントはそのサーバが提供する URI 空間の管理方法を別途知らなければなりません。 このような密結合は REST あるいは Web サービスの世界では厳禁事項の一つです。

たとえば現状の Atom Publishing API では、 新しいリソースの作成はコレクション URI に POST することになっています

REST 入門の一連のポストこのような理由から、リソースの新規作成は POST で行う、と説明しています。

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1 Comments:

At 2006年5月17日 16:56:00 JST, Anonymous 匿名 said...

PUT で新規作成する場合は、その URI が示すリソースの管理者であることが考えられますね。一般に公開する場合は、POST がいいですね。

 

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