Microformats の夢
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Microformats の嬉しさについて。
Technorati が推進していることからもわかるとおり、一番わかりやすいのは blog 検索の精度向上だろう。 たとえば hReview でブックレビューを書いておけば、 たとえば hCalendar でカンファレンスのスケジュールを登録しておけば、 たとえば rel="license" で自分の記事や写真を CC ライセンスにしておけば、 あなたが提供しているその情報を必要としている人に届きやすくなる。
あるいは今流行の Musical Baton で他の blog にリンクするときに XFN で友人・知人関係を記述しておいたらどうだろう。 こんなアイデアを自動化しつつ さらに参加者間のリンクを関連で色分けして表示するアプリが作れそうだ。
そんなの前からできたって?
そう、メタデータを駆使したセマンティックウェブを使えば前からできた。
Microformats の価値はそこではない。
そんなの面倒くさそうだって?
そう、これまでは面倒だった。でもこれからは面倒ではなくなりそうな予兆がある。
Microformats が素晴らしいのは、メタデータが簡単につくれることと、
メタデータが簡単に利用できることだ。簡単にできる、と言い切ってしまうのは時期尚早だけれども、その希望はある。
たとえばこの Greasemonkey アプリを見てほしい。 Movable Type(だけじゃないけど) の textarea で hCalendar を入力しやすくするための hack である。 もうちょっとこのインターフェースがこなれれば Blog サービスに十分標準搭載できそうだ。
ラベル: microformats
5 Comments:
Microformat対Semantic Webのパネルが、WWW 2005(Chiba)であったそうです。
これを聞きにいった、某氏は、いっぺん
でMicroformatのファンになりました。
RDF, ATOM, RSSとの競合はどうなるか、
面白そうですね。RSSには勝てないかも
知れないけれど、RDFとATOMには勝てそう。
(RSSは実質的にRDFとはもはや関係
なしと見なしてます。)
僕も WWW2005 の Web サービスのパネルで MarkB が Microformats といっていたのが気になってから調べてファンになった人なので、その某氏さんの気持ちがよくわかります。
RDF はもう死んでますね。RSS 1.0 は RDF にしたメリットがぜんぜんないと思います。microformats の人たちは政治的なごたごたを避けるために(僕の邪推です)大文字のセマンティックウェブの悪口をあまり言わないですが、たいていの人には小文字だけあれば大文字なんていらないんだと思います。
あと、Atom と microformats は共存するんじゃないかと思っているんですが、どうでしょうか。
>あと、Atom と microformats は共存するんじゃないかと思っているんですが、どうでしょうか。
某氏と一緒にMicroformatの人たちと蕎麦屋に行ったのですが、そのときATOMとの関係について質問してみました。分かりやすい答えは返ってきませんでした。技術としては違うものだが、普及へ向けて開発者やユーザに説明するときには結局競合するような気もします。
XML開発者の日の場所を、某学会で用意してくれるという話があります。RESTと
Microformat特集でもやったら面白いかも。
上のコメントを書いたのは私です。署名を忘れてました。
村田さんコメントありがとうございます。
> 普及へ向けて開発者やユーザに説明するときには結局競合するような気もします
なるほど、ちょっとわかりました。
久々の「開発者の日」いいですね。
僕で何かお手伝いできることがあれば何でもやりますんで気軽にお声をかけてください。
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