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XML と REST/Web サービス関連の話題が中心の weblog です

2005-10-18

XML 開発者の日、見どころ聞きどころ

村田さんからアナウンスがあったとおり11月24日(木)に新富町の印刷会館XML 開発者の日が復活します。

5月の WWW2005 で村田さんにお会いしたときに、 開発者の日で REST を扱いたいですよね、 という話をしていたのですが、 画像電子学会という事務局がみつかって開催のはこびとなりました。 REST について議論する場がずっと欲しかったので、 今回は僕も準備のお手伝いをさせてもらいました。 具体的には何人かの発表者の選定や連絡などさせてもらってます。

さて、プログラム(予定)ですが、 現時点で REST の話を日本語でするなら ほぼベストな布陣になっていると我ながら思います。 以下では僕の独断と偏見で、各講演の見どころ聞きどころを説明したいと思います。

REST入門 山本陽平(株式会社リコー)
朝イチで僕が REST の入門編を喋ります。 ベースはこの blog の REST 入門ですが、これはかなり uniform interface に特化した内容になっているので、 それ以外の REST の特徴についてもできるだけ丁寧に触れられるようにしたいと思います。 REST って? という人はまずここで予習をしてください。 ちなみに開発者の日で話すのは5年ぶり。
はてなとREST API 伊藤 直也(株式会社はてな)
続いていきなり naoya さんが登場。 知っている人は知っていると思いますが、 naoya さんの講演は blog と同じで大変わかりやすいです。 今回はかなり技術的につっこんだ発表が聞けるのではないかと思います。 とくにサーバ側の実装が気になる人は必見でしょう。
RESTful Wiki の実装 gorouこと舘野祐一(株式会社ディノ)
発表者リストを考えながら、 誰にお願いしようかなーと悩んでいたところで、gorou さんの RESTWiki巷で話題になりました。 XMLHttpRequest を使ってブラウザを REST クライアントにするというアイデアは以前からみかけたのですが、 それを実際に実装しているところ(しかも rails で)に感動しました。 rest+rails の話が聞けるのは幸せです。
API としてみた Movable TypeTrackBack 平田大治(シックス・アパート株式会社)
平田さんは説明不要ですね。日本における blog の教祖みたいな人です。 AtomPP よりも前から trackback api は RESTful でした。 TrackBack の本家本元 MT で REST がどう扱われていくのか、 そんな話が聞けるといいですね。
WebDAV/REST/AtomAPI 山田泰資(株式会社インターネットイニシアティブ)
山田さんは知る人ぞ知る日本の RESTafarian です。 REST がこんなに盛り上がるはるか前から、 REST に関する論考を発表されていました(リンク切れなのでアーカイをどうぞ)。 僕も山田さんの Wiki ではかなり勉強させてもらっていて、 個人的には今回一番楽しみな発表です。
未定 高橋征義
みなさんご存知、高橋さんです。 高橋さんは第1回 XML 開発者の日でも発表されています。 高橋さんといえば Ruby, Rails (そして高橋メソッド)ですが、 WWW のアーキテクチャスタイルとしての REST にも早期から着目されています。 高橋さんならではのわかりやすいプレゼンで、 REST アーキテクチャスタイルを語ってもらうのが楽しみです。
分散オブジェクトから REST へ(仮) Mark Baker(株式会社ジャストシステム) 発表代理: 村田真
Mark Baker は Roy FieldingPaul Prescod に並ぶ REST 推進者の一人です。 彼自身は独立コンサルタントですが、 現在の彼のクライアントにジャストシステムがいるそうで、 日本との関わりも多いようです。 今回は Mark と知り合いの村田さんが、直接 Mark に発表スライドの作成を依頼してくれました。 Mark の blog経歴を読んでもらえればわかりますが、 彼の分散オブジェクトから REST までの経験と知識は世界一です。 彼の発表が日本語で、しかも村田さんの代理発表で、聞ける機会は本当に貴重です。
パネルディスカッション 発表者 + 丸本徹(有限会社ウィザシステム) + 大野邦夫(株式会社ジャストシステム) + 大谷真(湘南工科大学)
パネルの内容はまだ未定ですが、パネリストは豪華ですね。 丸本さんは BlogWrite の開発者で、 Atom にとてもお詳しい方です。 丸本さんと発表者、さらに大野さんと大谷さんという重鎮を迎えて深い議論ができるのではないかと期待しています。

以上、簡単にですがプログラムを紹介してみました。 ぜひ皆さんご参加ください

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