XMLの「本当のメリット」ってなに?
XML の仕様には歴史的・政治的理由でいろいろと不満な点があります。 これは XML をやればやるほど感じるものです。 しかし、拡張性を保証して構造化文書もマークアップしようとすると 選択肢は XML しかないのもまた事実です。
ということで、
構造のあるデータが書けること(すずきひろのぶさん)
別にS式でもYAMLでも書けますよね。拡張性のあるテキストのマークアップという意味(テキストが主、マークアップが従)ならSGMLの系譜を否定しませんが、データ記述や設定ファイルにまでとなると話は別です。
結局はここに落ち着くのではないでしょうか。 XML というメタ言語の設計が構造化文書のマークアップに寄っているので、 データ記述や設定ファイルに使うとどうしても冗長性が鼻についてしまいます。 つまり用途によっては XML が最良の選択とはなりえないと僕も思います。 (参考: 檜山さんによる JSON と XML の比較)
あと「野良XML」のほとんどが名前空間を使っていない云々というのは 単なる印象っぽいので、どのくらいの割合で使っていないのか不明なんですが、 仮に名前空間を使っていない野良 XML であったとしても 将来的には名前空間を使って拡張することが可能になることは忘れてはいけないと思います(例: RSS 2.0)。
Open Data が叫ばれる昨今、Web 上を流通するデータフォーマットでは この拡張性というのは非常に重要な概念なのでやっぱりX重要
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