Webサービスプラットフォームアーキテクチャ
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という本が2月に出ていたらしい(結構分厚いので読むのに時間がかかる)。
Webサービスプラットフォームアーキテクチャ
Sanjiva Weerawarana Frank Leymann Donald F. Ferguson
原著の著者はみなさんは WS-* の著者欄に名前を連ねている方々(特にIBM)で、 仕様策定のバックグラウンドを語らせたら右に出るものはいないと思われる。 本書ではその著者達が WS-* の各仕様を設計思想から解説しているので 仕様書を読むよりも楽にその背景思想を理解できる、と思う。
ちなみに REST もしっかりとアーキテクチャスタイルとして紹介されていて、 その最大の特徴(Uniform Interface)と WS-* の interface 中心主義との違いが簡単に述べられていた。
さらに、実は本書はエンタープライズ環境の分散コンピューティングの技術の基本をざっと概観するのに適しているのではないかとも思う。 目次を見てもらうとわかるけれど、メッセージングの基礎から、discovery, description, reliability, security 等一通りのことは書いてある。 WS-* からより抽象的な概念に変換する能力は必要だが、このあたりに興味のある方にはお勧めである。
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