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XML と REST/Web サービス関連の話題が中心の weblog です

2007-12-08

RESTful Web サービスの読みどころ: はじめに

すでにオライリージャパンのサイトメールニュースで新刊情報が流れていますが、 以前から何回か紹介してきた RESTful Web Services の翻訳版の監修をさせてもらいました。

すでにさまざまなブックマークサイトで好意的に言及していただいており、とても光栄です。

まだ amazon には掲載されていませんが、12月19日か20日には都内主要書店に並ぶそうです。

追記(2007-12-08) 掲載されました

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RESTful Web サービス
Leonard Richardson Sam Ruby 山本 陽平 株式会社クイープ
オライリー・ジャパン 2007-12-21

そこで、今回から何回かにわたって、発売記念でこの本の「読みどころ」を紹介したいと思います。 今回は初回なので、僕が書いた監訳者まえがきから少し引用して、本書全体の読みどころを紹介します。

本書 「RESTful Web サービス」 は Leonard RichardsonSam Ruby の二人が 世に送る、世界初の REST に関する本格的な解説書です。本書を読めば、REST アーキテクチャスタイルとは何か、それを使ってどのように Web システムを効 率的に構築するか、アーキテクチャが RESTful だと何が嬉しいのか、が理解で きるでしょう。

(中略)

「はじめに」にもある通り、REST に関する設計ノウハウは、Roy Fielding の 博士論文を除けば blog やメーリングリストへの投稿という形でインターネッ ト上に散在している状況です。それらの情報を集めながら学ぶのはとても楽 しくためになる作業ですが、REST の普及の観点からは喜ばしい状況ではありま せん。REST に基づいた Web システムの設計を体系的に学ぶことができるベスト プラクティス集が必要とされていたのです。そして本書はまさにそれを実現し ています。

目次は以下のとおり。

  • はじめに
  • 1章 プログラマブルWebとWebサービス
  • 2章 Webサービスクライアントの作成
  • 3章 RESTfulサービスの特徴
  • 4章 リソース指向アーキテクチャ(ROA)
  • 5章 読み取り専用のリソース指向サービスの設計
  • 6章 読み取り/書き込み可能なリソース指向サービスの設計
  • 7章 サービスの実装
  • 8章 RESTとROAのベストプラクティス
  • 9章 サービスの基本要素
  • 10章 リソース指向アーキテクチャと大Webサービス
  • 11章 RESTクライアントとしてのAjaxアプリケーション
  • 12章 RESTfulサービスのためのフレームワーク
  • 付録A RESTおよびRESTfulリソースの参考文献
  • 付録B 最もよく使用される42のHTTPレスポンスコード
  • 付録C 最もよく使用されるHTTPヘッダー

ちなみに監訳者が付かない本当のまえがきは DHH が書いています(原書は表紙にも DHH の名前が)。こちらも要注目です。

tsupo さんがブックマークでコメントしてくれてますが、12/21のXML開発者の日に本書を持参していただければ、いくらでもサインします :-) (販売の予定はありません...)

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2 Comments:

At 2007年12月8日 17:35:00 JST, Anonymous 匿名 said...

はじめまして。Amazon.co.jpでも予約注文可能となったみたいですね。
http://www.amazon.co.jp/dp/4873113539/

 
At 2007年12月8日 21:43:00 JST, Blogger yohei said...

匿名さん

ありがとうございます

本文に追記しました

 

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